解剖学を理解するための必読医学書4冊

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解剖学を学び,理解するための必読医学書を4冊あげてみた.

いずれも大著で,読みこなすには努力を要するが,ぜひとも目を通してもらいたい医学書である.

『カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版【電子書籍つき】第3版』

解剖学と生理学の専門家が,人体の各臓器の構造と機能について,基礎から最先端までを豊富な図版を加えて,わかりやすく解説している.

人体の各臓器のミクロレベルの構造と機能が,見事に絡み合うことを学んでほしい.

見開きで1テーマを扱い,オールカラーの図版を多用してわかりやすいのが,本書の特徴である.

2017年発売の改訂第3版はシリアルナンバー付きで,専用アプリをダウンロードすれば電子書籍でも読むことができる.

『臨床のための解剖学 第2版』

現在,アメリカでもっとも読まれている臨床解剖学の教科書の翻訳書である.

解剖学が,臨床の学習の基礎として重要なものであることを学んでほしい.

本書の特徴は,臨床との関連,画像診断,体表解剖など,解剖学に関連する項目がコラムとして掲載されている点である.

解剖学講義

日本語で書かれた解剖書で,二色刷りの図を用いて機能や病態との関係について記載されている本である.

初版は1983年で,長く読み継がれ解剖学の理解を助けている.2012年に第3版が出版されている.

単行本: 853ページ

出版社: 南山堂; 3版 (2012/4/10)

『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』

本書は,精細な解剖図がコンピュー夕グラフィックスの技術を駆使して編集された,21世紀の解剖学書の最高峰とされる『プロメテウス解剖学アトラス』(全3巻)を,1巻に編集して刊行された書の翻訳書である.

人体のマクロレベルでの構造が,細部にいたるまで精緻で複雑なことを学んでほしい.

世界最高峰の精細な解剖図がなによりも魅力的な1冊である.

解剖学書

人体解剖実習は,人間の身体を解剖させていただく貴重な機会である.

解剖学書を活用して,人体の構造について十分な知識を得るとともに,生と死など人間のあり方についても深く考えてもらいたい.

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