血液内科学の必読医学書3冊

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血液疾患の病態解明,治療の進歩は著しく,かつて難治性といわれた白血病もいまや治癒が望める時代となった.

医学生の多くが「血液学は難解」との印象をもっていると思うが,病態生理をしっかりと理解すれば,血液学を学ぶ喜びを知ることができ,血液学に興味を抱くとこになるだろう.

ここでは,血液内科学の必読書を3冊紹介する.

『血液・造血器疾患学 (講義録)』

本書は,血液学を学ぶ医学生のための教科書である.総論と各論に分かれて記載・解説されており,血液学の面白さを医学生にぜひとも伝えたいとの意図が伝わる,工夫された構成になっている.

本書から,医学生は血液学に関する最低限必要な知識が修得できる.特に,病態生理の解説は詳しいので,ここを読み込み,十分に理解してもらいたい.

『カラーテキス卜血液病学』

本書もまた,血液学を学ぶ医学生向けにつくられた教科書である.学生が,楽しく学べることを心がけた編集となっている.

書名のとおり,オールカラ一の図や写真が豊富に使われており,理解しやすい内容となっている.また,最新の情報も含まれているので,その点を注意深く読み取ってほしい.

『血液細胞アトラス』

1971年の初版以来,医学生だけでなく血液専門医にも揺るぎない支持を得ている,血液形態学の教科書である.欧米から出版されているアトラスより写真がきれいで,解説もわかりやすい.

本書からは,血液疾患の診断に必須の形態学の知識を学ぶことができる.

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