呼吸器内科学に携わる医師の4冊の必読医学書

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呼吸器内科学の必読の医学書を4冊紹介する.

4冊の必読書の他にも,呼吸器内科を学ぶうえで役に立つであろう書籍も5つ挙げている.

『講義録呼吸器学』

呼吸器学の総論と機能,画像,代表的疾患の解説が,図版等とともに,わかりやすく記述されている教科書である.

現在の医学教育コア.力リキユラ厶に沿った必須事項が見開き2ページにまとめられている.

本書からは,呼吸器の構造と機能,代表的疾患の診断と治療といった呼吸器内科学における基本事項を学んでいただきたい.

『レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室[ベストティーチャーに教わる胸部X線の読み方考え方]』

CTに偏重しがちな現代の呼吸器内科に疑問を呈する著者による,非常に実践的な胸部X線の解説書である.

組織解剖学的所見をシェーマと実際の画像を使ってわかりやすくを提示している.

X線画像読影の見方がわかるようになり,実際の読影時に必要とされる実践力も養われる.

『ハリソン内科学』(第4版)

本書は,救急領域から内科各領域における診察・診断学から治療に至るまで,幅広い解説がなされている.

内科医にとってバイブルともいえる書籍であり,医学生にはぜひとも読んでほしい1冊である.

本書からは『講義録呼吸器学』と同様,呼吸器の構造と機能,加えて呼吸器疾患の病態生理を学んでいただきたい.

『STEP内科〈4〉腎・呼吸器 (STEP Series)』

本書は,新しい疾患概念や治療に関する解説が平易な言葉を使って記述されている教科書である.

本書からは,呼吸器疾患の疾患概念,病態生理,疫学,治療と医療情勢の把握と,それを踏まえた応用と想起について十分に学んでいただきたい.

また,新しい疾患概念や治療に関しても,もちろん解説されているので,それらについてもしっかり学んでほしい.

併読したい呼吸器内科学の関連書籍

上記以外に,つぎの5冊もぜひとも読んでほしい書籍である.

まずは,『ウェスト呼吸生理学入門』の「正常肺編」と同「疾患肺編」の2冊(いずれもメディカル.サイエンス・イン夕ーナショナル)である.

両書からは,呼吸器の領域にかかわる深い理解と臨床的な解釈が得られる残りの3冊は『ワシントンマニュアル』と『フレーザ一呼吸病学エッセンス』(西村書店),『病気がみえるvol.4呼吸器』(メディックメディア)である.いずれも呼吸器内科を学ぶうえで非常に役に立つ書籍である.

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