膠原病・リウマチ病学を把握するための必読の医学書4冊

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膠原病・リウマチ病学の必読書を4冊挙げる.

これらの本は膠原病,リウマチ病の専門医以外の医師が読んでも役立つ書籍ばかりである.

『リウマチ病学テキスト 改訂第2版』

本書は,日本リウマチ学会と日本リウマチ財団が協力して,膠原病のミニマ厶エッセンスを,多くの専門家が分担執筆して,やさしく解説している.

本書からは,膠原病を理解するための最低限の知識を,まずは学び取ってほしい.最新の知見も多く盛り込まれているので,それらを踏まえながらもしっかり学習できる一冊である.

『すぐに使えるリウマチ・膠原病診療マニュアル改訂版〜目で見てわかる、関節痛・不明熱の鑑別、治療、専門科へのコンサルト』

膠原病・リウマチの専門医でなくてもすぐに実践へ向かえるために作られた手引き書である.

リウマチ性疾患の診断に効果的なパールや,臨床現場で標準使用されている診断基準,エビデンスの説明が満載.

多数の画像が掲載されており,それによって膠原病特有の所見が理解できる.また,それぞれの専門科へのコンサルト方法も充実している.

『新・膠原病教室』

本書は,順天堂大学医学部の膠原病内科学講座を受け持った橋本博史教授が,当講座(教室)のデ一夕を引用しながら執筆した書籍である.図表やカラー写真などを多数用いて,膠原病の基礎とその診断・治療法なとを,わかりやすく解説している.

自験デ一夕に基づいて書かれていることを踏まえつつ,膠原病の系統的な知識の整理ができる本である.

『膠原病診療ノート 症例の分析 文献の考察 実践への手引き(第3版)』

本書は,学生や研修医がおこなうBSL(Bed side Learning:臨床実習)での実習に,有用な実践的なノウハウや,最新の知見が記載されている.

必読個所は,「3章の全身性エリテマ卜一デス」である.臨床での診断や治療方針決定の実際が学べる.

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